六時ダヨ!BLOOD+

最終回まであと七回、BLOOD+第43話『こころ乱れて』。
又の名を『キスキス、バンバンBLOOD+』。



伝説としてキャンビー兄弟の(主に兄の)胸に刻まれた『摩天楼の新郎ソロモン』。
サヤがシータならソロモンはムスカです。
こうも紳士と独り善がりを併せ持っている男を、私たちはムスカ以外に、知らない…。
今回ソロモンが披露した口説き文句の詳細は、兄貴に補完して頂くとして…。
(面白い台詞が多過ぎて書き留められなかったよ兄さん、スタッフに、負けた…)
「僕には貴女しか居ない」ソロモンと
「私にはサヤしか居ない」ハジ、どちらも重い愛ですね。
サヤが押しに弱いのも相変わらずで、言葉を尽くしたソロモンのアピールに始終揺れっ放し。
一部の視聴者を苛立たせました(いや、知らんけど)。
ソロモンの言い分は真摯でこそあれ、余りに独り善がりで報われない。
未来とか愛とか世界の美しさとか、夢みたいなことばっかり言ってる。
ちょっと哀れだった。
【ソロモンのちょっと哀れな点】
・変に考え方が人間っぽいところ
・変に詩人なところ
・変に紳士なところ
・とりあえず変態なところ(これは血脈の問題か)



▼そんな下らんやり取りの一方で瀕死のデヴィッド。
ルイス曰く『不死身の男』デヴィッドですが、そんな通り名は初耳キャンビー弟です。
「別に心配はしてなかったけど…ちょっと、無事で安心したよ…」と、ツンデレです。
ジュリアのキスは予定調和。
懐柔成功の予感・古典演出に悪寒。
カイの放った「デヴィッドを頼む」に、罠と知りつつ「何様か」と突っ込んでみます、ツンドラです。



▼ハジ、死ぬんかと思った。
「サヤに全てを捧げた」ソロモンに対し、
「一瞬一瞬をサヤに捧げている」ハジ。
犬呼ばわりの上、仕置きが必要なタイプとまでされて…。
ハジが翼手の姿をとらない理由が明らかになり、その余りの健気さに全国のハジ愛好家が涙しました(いやいや、知らんけど)。
しかしそうやって自身に課した誓約で、サヤが窮地に陥るようでは本末転倒…ゲフゲフ。
まあとりあえず今回、ハジの背中にも羽が生えました。
そして久しぶりに腹部貫通、出ました。キャンビー大喜びー。



▼カイ・まとめ
・真央にキスされて一言「バッカヤロウ」
・沖縄料理、作ってみました。
・「お前が押し倒すのかよ」〜宮城カイの「○○かよ」全集より〜
・「ガツガツ喰え〜うめぇぞ〜」
“サヤに対して妹以上の気持ちを…云々”が、周知の事実として割と普通に本編に馴染んでいて複雑ですよ、兄さん。
何しろ真央が可哀想だろ。
あ〜カイが静かだとつまんねぇな〜。



▼姉さん・まとめ
・「私はディーヴァが欲しいわァ」
・「邪魔するなよ」(アーッ!)
……貴方が『黒幕』だったなんて…。
姉さん、事件です…。



▼ちょっと面白かったところ
・サヤ「裸じゃ居られないから仕方なく着替えただけ」
確かに、そりゃそうだ。
つくづくソロモン変態やな〜〜。
・ハジ「…サヤ」(OP前)
 ハジ「サヤ…」(18:11)
同じトーンで二回言った…。



▼来週は久々にシフ登場の第44話『光の中に』。
カルマン「モーゼス、お前に会えて良かった」
モーゼスはシフの連中にとても慕われていますね。