シザーハンズ

シザーハンズ〈特別編〉 [DVD]

シザーハンズ〈特別編〉 [DVD]

(やっと観たよ…兄さん…)
『抱き締めようとすると傷つけてしまう』っていう普通の人間関係にもある切なさを、ハサミ人間の描写に昇華する辺り流石のティム・バートン
人間なんて不器用な生き物だぞ…高倉健だけじゃない、大半がそうだぞ…。
エドワードの感じるもどかしさが象徴的で、普通に切なかった。
しかも陳腐じゃない。
世界観が確立されているからですね、流石のティム・バートン
「両手がハサミの人造人間ってどんな面白設定だよ、ハハッ」って、嘲笑を交えて兄貴に零した日もあったけどね、普通に切なかったよね、兄さん。
あの時は、御免……自分、不器用ですから……。




ところで、登場人物が全員自分勝手なのは仕様ですか?
ペグの愛情は何処から来たのか、キムの心が何時動いたのか、読めないことだらけで最終的には、誰に感情移入したものか分からなくなりましたよ。
(『愛の源』論争、やっぱり大事かもしれないなぁ、ソロモン…)
拾ってみたり、唐突に突き放したり、信じたり信じなかったり、あるときは庇って、でも結局守ってやらなかったり…あれで良いのか?分からん。
人間なんて勝手な生き物…西川史子だけじゃ、ない…のかも……?分からん。
とりあえず「俺は…馬鹿だから…」(ってアスランが…)