タイムマシン

結局、「過去は変えられない、未来を生きていこう」という答えに達したわけだけど…話が飛んで、エマの件はどこへ感もあり当初とはだんだん違う話になってって基本的に消化不良に終わった。最後は、主人公が過去に戻った方がよかった気が…ローラ?とくっつきそうな方向にいったのも納得いかず。ローラが両親の死に対して「私たちは過去を振り返らない、その代わり心に刻むの」と言っていて主人公の気持ちに対する答えを匂わす展開になってきて、ちょっといい感じになると思ったら話が思わぬ展開へ…「弟を連れていって」も、もっと何か理由があると思った。80万年経つと、人間は退化して(お決まりの)新種族ができるのか…ドラマの『漂流教室』に後半が似てると思ったのは私だけ?月が破壊して地球が退化していったのはしょうがない感じだけど(『フィフスエレメント』の戦士のような)新種族が人間を襲うのとかある場所に行けばずっと前の時代の機械とか残骸があってみたいなのが似てるなと…全然、映画のが100年も前の小説が原作だし比較するもんじゃないかもしれないけど。レビューの中には『猿の惑星』に似てるという意見も。だから一瞬、楳図かずおはH・G・ウェルズに影響された部分があるのかと思ってしまった。タイムトラベルの話だから一定の時代にとどまるわけにはいかないけど、もっと主人公の時代を軸にしてもよかったというか。新種族のボスは訳わからず(吹き替え、美輪明宏かと思ったわ)。「エマが死ななければ存在しなかった、あるはずのないタイムマシンでどうしてエマを救えるのか」っていうのは納得した。アクションはハラハラしたしエマが死ぬところも切なかったけど。親友が「彼は幸せな場所を見つけた」ってまとめてるけど私は、残されたお手伝いさんのようなお婆さん(と親友)が切なかったよ。親友は、主人公の言葉をくみ取って帽子を捨てたりね。何度か思ったけど、主人公って『メメント』(見てないけど)の人でしょ?あんな出っ歯でゴツゴツした猿みたいな顔だった?(ひどいですか)小さくびっくりした。髭生えたら普通やけど。(ファンに怒られそう…)キャンビー兄貴の長いレビューでした。大概、悪いところばっかり書いてしまう。☆5分の2.5!!