観戦記を少々、嗜みます(弟編)

ツーシームを試していた」ってオイ……ヒヤヒヤさせてくれるじゃねぇか、少年…。
お陰様で手の中に溢れるほど汗握っちまったよ、少年よぉ…。
捕逸の度に白川の名前を呼んでいたキャンビー兄弟@三塁側
球場の中心で全快を叫びまくりです。



田中投手の球の重量が死ぬほど恐ろしかった。
硬球がミットに納まる度「バシィンッ」と小気味良い音が木霊。
気が付けば、皆が固唾を呑んでそれを見守ると言う何とも奇妙な状況に。
また姫路の乾投手が良くて…二人の投じる一球一球に釘付けの準決勝、何やら水を打ったような、非常に静かな試合展開でした。
そんな中、湧き上がる興奮がピークに達し、堪らず隣席に目をやると
兄貴は寝ていました



そんなこんなで決勝戦
(遅ればせながら)祝・ウノゼロでの二冠達成。
今夏の投球だけ見ていると「打たせて取る投手」というイメージは
さほど強く無かったのですが、元々はそういうスタイルなんですね。
ランナーを溜める場面も、要所を締めるピッチングは健在。毎回ハラハラし損のキャンビー弟。
更には適時打まで生産して、本当にどこまでも想像の上を行く選手です。
(あの手の当たりとしては手本のようなコースに飛びましたね。フェアーー。
 しかし甲子園から、彼がヒットを打つと何故か笑ってしまう罠)
改めて攻守に堅実なチーム早実。キャプテンの、ゲッツー処理もお手の物(一句完成)。
センターの新キャプテン、夏・秋を通して良い仕事しましたね。
来季もチームをよろしく。陰ながら応援しています。



個人的に最も興奮したのは、田中投手の初打席、一球目のスローカーブ
後にあれは挨拶代わりの88km(!)であったことが分かりましたが、観ている方は気が気ではないというお話。
そんな中、唐突な焦燥に襲われ、思わず隣席に目をやると
兄貴は寝ていました



間違いなく、野球の神様に愛されている両投手。
ボールを置くまで、その加護は続くものと思います。
前途に祝福を。どちらの初登板も楽しみです。兄貴の観戦記も楽しみです。
と、プレッシャーを掛けたところで、高砂市からお別れです。