水平線上の陰謀(ストラテジー)を見て

scb22006-04-03

夏を待つセイル(帆)のように…キャンビー弟です。


「よぅし、コナン君より早く謎を解いちゃうゾ☆真実はいつも一つ☆☆」
と、少年探偵のような意気込みで今回の事件に臨みましたが、意外にも肩透かしを喰らいました。
捻りを期待しすぎた結果、スタッフの陰謀(ストラテジー)に嵌った気分です。クソッ。
しかし幼馴染二人の過去や、博士の秘密道具など伏線の張り方はシンプルで分かり易く、活かし方も中々にスマート&ストレート。よって全体に、間延びせず見ることが出来ました。
特にあの小さな、手作りのメダルを中心にラッキーとアンラッキーが巻き起こる展開には思わず「むむむ」と唸り声。
(珍しく眠らなかった)眠りの小五郎は(久しぶりに自力で)見事に真犯人をつきとめ、背負い投げまで披露。
ちょっとカッコ良く見えちゃった陰謀(ストラテジー)。
セオリー通りヒロインの蘭もピンチに陥り、ZARDが流れる頃にはもうお腹いっぱいです。
とどのつまり、個人的には非常に楽しい映画でした。が、兄貴、どう?(もしかして見てない…?)
難癖つける点があるとしたら「……山口勝平、出番少ない…」ってところかなぁ。


という訳で何だかんだ言いながらも劇場版名探偵コナン最新作『探偵たちの鎮魂歌』の試写会に応募。
『鎮魂歌』に『レクイエム』とルビまで振り、白鳥刑事の似顔絵まで添えました…(コミックを引っ張り出して練習した…)。
コナンでも蘭でもなく、なぜ白鳥刑事なのかというと、それは彼が作中の刑事の中で最も聡明且つ冷静で、洞察力に優れ、そして最も奇怪なヘアースタイルの脇役だからです。
このセレクトには、試写会担当者もビックリだと思う。
そうまでしてチケットゲットを狙う羞恥心を失った20歳の存在にも、正直ビックリだと思う。
「これで当選確実だぜ……」そんな私の陰謀(ストラテジー)。